【住宅塗替工事】
美観を保つ。これが住宅塗替工事の目的の一つではありますが、塗装工事の役割はそれだけではありません。
【建築物の耐候性を維持すること】
これこそ塗装工事の本来の目的といえます。住宅は常に紫外線・風雨などにさらされています。屋根や外壁はこれらから建物を守る役割を持っていますが、
塗膜も同様に紫外線や風雨から建物を守る役割を持っています。
塗膜が劣化すると必要な防水機能が低下し、屋根が錆び、外壁材が水分を吸って膨張破壊が始まります。建物内部に雨水が侵入すると構造材が腐りだし、カビや
シロアリが発生して構造材強度、つまり耐震性が低下してきます。
そして外壁材や屋根の修理にはなかなかの費用がかかります。また、構造材となると補修が出来ない場合もあります。
塗装工事を行う事によって、普段なかなか気づくことができない外壁の隠れたクラックや雨漏りなどを発見することができ、塗装工事の下地処理によってこれらの大部分
を補修することが可能となります。塗装工事は、住宅メンテナンス工事において低予算で、一番重要な工事であるといます。
【鋼構造物塗装】
かつて産業の「米」とも呼ばれた鉄鋼。適度な強度があり、加工しやすくほかの金属に比べて安価。この鉄鋼で製作された橋梁や鉄塔、工場プラント・タンクをはじめと
する大型構造物(鋼構造物)は厳しい環境に哂されており、今日、相当数の鋼構造物がメンテナンスを必要とされています。
鋼構造物は大半が大型構造物である為、これを撤去及び新築するには大変な金額がかかります。鋼構造物の最大な弱点である「錆」との戦いにおいて、塗装工事はその一翼を担っています。
【建築リフォーム工事】
鉄筋コンクリートで建造されたマンションや商業ビルなども、紫外線や風雪などで劣化し、外壁のタイルや塗膜の剥がれや浮き、雨漏り、クラック、コンクリートの破壊などが進んでいきます。こうして建築物が必要な
防水機能をなくした結果、重要な構造物を傷め、耐震能力や自重支持力を失っていきます。これらを補修するメンテナンス作業を定期的に行うことによって建築物の「長寿命化」を達成することができます。
【防水工事】
防水工事とは、アスファルト、モルタル、シーリング材等によって防水を行う工事のことをいいます。
分かりやすいとは思いますが、具体的な例としては、アスファルト防水工事、モルタル防水工事、シーリング工事、塗膜防水工事、シート防水工事、注入防水工事などがあります。
ちょっと注意が必要なのは、『防水工事』に含まれるのは、いわゆる住宅やビルなど建築物の防水工事となり、トンネル防水工事等の土木系の防水工事については、防水工事ではなく、
とび・土工・コンクリート工事ということになります。
【サンドブラスト】
現在、橋梁の長寿命化において、一番重要な下地処理の一翼を担っているのがサンドブラストケレンです。そのメリットは古い塗膜や劣化した塗膜、錆や汚れなどを高圧の砂を吹き付けることによって、複雑な
形状を気にすることなく吹き飛ばし、塗膜の密着をよくするための目荒らしも一気に施工できる点です。
近年、出来上がった鉄鋼材の塗装前に下地処理としてブラスト施工を頼まれることも多くなっております。当社では大小さまざまなブラスト機をそろえておりますので、工場内でのブラスト施工も可能となっております。
【樹脂注入工事】
コンクリートのクラック、特に構造体のクラックはその躯体の劣化を著しく早めてしまいます。
クラックから雨水が侵入し、鉄筋コンクリート内の鉄筋と反応して錆を発生させ、錆の膨張によってコンクリートが爆裂劣化していきます。
樹脂注入工事はクラックにエポキシ等の樹脂を注入し、その劣化を防ぐ重要な工事です。
【炭素繊維シート工法】
コンクリート橋の長寿命化などに使われる工法です。
コンクリートの表面に高強度の炭素繊維を貼り付ける工法で、コンクリートの剥落防止、繊維の強度でコンクリートの強度も高め、雨水、塩分を防いで中性化を防ぎます。
トンネルの剥落防止などにも使用され、様々な分野で応用可能な工事です。
【光触媒】
住宅外壁メーカーで使われている光触媒を使用した塗装です。
外壁についた汚れを分解し、常にきれいな状態を保ちます。
【耐火塗料・耐火テクト】
数ミリの塗膜が高熱に触れると発砲膨張して断熱材となり、鉄骨の倒壊を防ぎます。
ガラス構造建築物に伴う鉄骨の表し仕様に伴い需要が増えています。
新法での認定も受けている耐火塗料を使用しております。
【ポルトガードシステム】
打放しコンクリート、押出成形セメント板、PC板など素材感を十二分に活かし、素材を保護するために開発された透湿性機能を有する透明タイプの塗料を使い、コンクリート
の素材感のまま大気の汚れや酸性雨による、コンクリート表面の劣化を防止します。
【スワエールスプレーシステム】
イソシアネートと、特殊硬化剤からなるポリウエア樹脂(製品名スワエール)を混合吐出するスプレー技術をベースとして開発されたコンクリート構造物等の防食・防水・保護を施す瞬間硬化コーティングシステムです。
氷点下(-15℃)でも硬化し耐候性・耐薬品性に優れています。
「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術指針・マニュアル」試験法のC種及びD1種の材料規格をクリアし、認定された工法です。
塗装工事はこれらの劣化現象の進行を食い止めます。
また、「農業集落排水施設のコンクリート防食設計・施工の手引き」防食種別、3種の材料規格対応工法です。
【バキュームブラスト】 (回収ユニット)
従来のブラストマシンに、バキューム機能を付与したモデル。船体や大型タンクなど、大型設備の塗装下地処理・高速道路や橋梁などのコンクリー面のブラスト処理に適しています。
特徴としては、移動不可能な加工物をむき出しのままブラストすることが可能。またブラストの際、研削剤を噴射すると共に、強力なバキュームで、研削材と発生した塵を吸収。
ゴミや微細な破片を飛散させることなく、安全かつ衛生的に作業を行う事ができます。さらに、吸引した研削材を機械内にて選別再利用するため、非常に経済的です。バキュームブラスターはブラスト作業の効率を格段に向上させます。
塗装工事はこれらの劣化現象の進行を食い止めます。
コンクリートの「はつり工事」のかわり、劣化したコンクリート表面を削り、密着をよくする目荒らしをする役目としてのサンドブラストはマイクロクラックの発生を防ぎ躯体に負担をかけることなく
工事をすることが可能です。
【溶射】 (支承防錆、桁端部)
【断面修復工法】
コンクリートの劣化部分を斫り、新たに断面修復材にてコンクリート断面を復元する工法です。 施工にあたっては設計図書に示された補修箇所だけでなく、事前調査を行い外壁調査および
打診調査などから コンクリートの剥離・剥落部や浮き部を確認して行います。
補修材は一般的に躯体コンクリートより同等以上の強度があり、躯体との付着強度も規定値を上回る事が必要です。 また、既設コンクリートの鉄筋かぶりが浅い場合の事例も多く、補修材の
高耐久性が求められ、通常はポリマーセメントモルタル系の材料が使用されます。
補修する範囲が小さい場合には左官工法を用い、補修する部位が大きく断面成形をともなう場合は型枠を用いた充填工法が、 補修する範囲が広範囲の場合には吹付け工法が適用されます。
【ライニング工法】
日本水道協会JWWA K143適合・厚生労働省令水道施設適合・下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び腐食技術マニュアルなど、様々な工法に適合した工事を行っております。
【トンネルメンテナンス工法】
樹脂注入工法・剥落防止工法・繊維シート補強工法・ライニング工法など様々な工法に対応しております。
【剥落防止工事】
タイル剥落防止、コンクリート剥落防止・ピンネット工法など様々な工種に対応しております。
【仮設工事】
塗装・リフォーム・メンテナンス工事に伴い、当社は一側足場・本枠組み足場・吊足場などの仮設工事から一貫して施工することが可能です。